2025年2月4日にオンライン開催された第73回人材紹介コンサルタント勉強会＆交流会。
講師は株式会社ディーセントワーク代表取締役の高橋秀成氏。
「2025年の予測とやるべきこと」が2025年最初の勉強会のテーマで、
・人材業界の市場感から私たちコンサルタントは今何をするべきなのか？
・どのようなスキルが2025年は必要なのか？
について学ぶ勉強会でした。
早速勉強会のレポートをお届けいたします。
今回のレポートは、インプレッションの古屋が担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。
目次
今回のテーマ「2025年の予測とやるべきこと」
◆「2025年、人材業界はどうなる？」
最初に、参加者の方の自己紹介を簡単にしていただきました。
今回はグループワークではなく、皆さんが感じている「2025年の人材業界、特に人材紹介の部分においてどうなると思うか」
の印象をお一人ずつうかがいました。
皆さんが感じている印象は総じて、スカウトの返信率が落ちているという話や今後の先行きが厳しいということをお話しされていました。ただその原因が分からないというのが皆さんの印象でした。
参加者の皆さんからの発表後、講師の高橋様からの見解として、現在の求職者の心理とその背景を皆さんにお伝えいただきました。
その見解に少し意外そうなご様子の参加者の方も、具体的な事例等を聞くと共感することも多かったのか、大きくうなずかれていらっしゃいました。
そして、「そんな状況で今コンサルタントとして私たちができることは何か？」についても皆さんから色んな意見が交わされました。
その中の１つとしては、丁寧な面談を行うことで、求職者が再度相談に戻って来る可能性を高めるなど、ネガティブなニュースが増加する中で、求職者がより良いキャリアを築くための情報提供やアドバイスが面談の質を高め、長期的な関係を構築する姿勢が求められるというようなお話しがありました。
懇親会では・・・
懇親会の時間は、人材業界の今後という話の延長で、人材業界でのAI活用についての話題でとても盛り上がり、あっという間の１時間でした。最後までご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今年のインプレッションアカデミー（プレアカ）のスピンオフ企画などで、人材業界のAI活用やチャットGPTなどを導入事例などに関して意見交換できるような場を開催できればと思いました。
ご参加者からの声
・確かに物価上昇などによる「空気」が変わったこと、は意識しておく必要を感じました
・内定辞退が増えている実感はあまりなかったので、まずその点で驚きました（どちらかというと入口で苦労しているので）。物価高における転職への嫌気というのは、なんとなく理解できる気もしますが、それは大手の良い企業から、社格が下がる企業に行く場合に、より色濃く出るのだなと感じました。（候補者側が冒険しにくい空気感。）また、入口の時点で現年収と希望年収をしっかり押さえておくことと、物価高をイメージしつつ給与交渉をしていく流れというのは意識したいと感じました。
・普段、横のつながりは前職の同僚以外、あまりないため、とても参考になる話がありました。同じような悩みを皆さん持たれていることに驚きました。
・いつもありがとうございます！今日は意外な結論で驚きましたが、言われてみれば確かにそうだなと感じました。
・政治、経済、社会などの事象、物価、医療制度の変化というマクロ的なものの見方をすることがなかったため、とても参考になり、考え方も変わりました。本当にありがとうございました。お金払って参加した成果がありました。また参加します。
まとめ
2025年初開催の「人材紹介コンサルタント勉強会＆交流会」は少しテーマが抽象的だったかと思いますが、
いつもと同じように支援しても結果に繋がらないという漠然とした印象から対策や仮説を立てて動くことで、人材紹介コンサルタントとしてのキャリアアップになるようなお話しがあった勉強会でした。
このようなテーマ以外にも、より具体的な集客、求職者対応、企業対応、クロージングなど実践ベースのテーマを取り扱う回も多いですし、もしテーマの内容とご自身の今の課題が違う場合は、高橋様に直接課題解決に向けて質問することもできます！
今回、以前参加いただいていた方が２名いらっしゃり、
どちらの方も以前高橋様から教えていただいた内容を実践してみたら、成果が出てきたというお話もされていましたので、人材紹介コンサルタントとして、スキルアップしたい方や、今の状況を打開したい方は、ぜひ一度ご参加いただけると嬉しいです。
そして次回の「人材紹介コンサルタント勉強会＆交流会」は5/13（火）です！
取り上げるテーマは、１ヶ月ほど前になりましたら、HPまたはメルマガにてお伝えいたします！
講師高橋秀成氏の著書「だから御社は採用ができない」のご紹介
著者：高橋秀成氏のご紹介
たかはし ひでなり
1979年11月30日東京生まれ。高校を卒業し、フリーターを経て大手求人媒体社入社。その後、求人広告代理店1期生として転職。様々な経験を経て、直接雇用に携われる人材紹介会社へ転職。2010年退職。2011年起業。
戦略系コンサルティングファームと共同で会社設立。3年で譲渡。2015年、株式会社ディーセントワーク設立。
インプレッションアカデミー主催の人材紹介コンサルタント向け勉強会の講師として現在９年目を迎えます。エージェントの経営をしながら自らもトップコンサルタントとしてご活躍中。年間の売上実績は１億円を超える。最近は、TV 番組やラジオのレギュラー番組にも出演。また、本を出版するなど多方面でご活躍中。
渋谷Bar Olim オーナー。
DOSA（一般社団法人スポーツ能力発見協会）を通じてパラリンピアンに出資。
2022年北海道帯広市に移住。
本の内容
第１章 現在の労働市場は危機
第２章 最初に法律・労働法を理解しなさい
第３章 御社は「いい人」がわかっていないから採用できない
第４章 あなたの会社は存在すべき会社なの？
第５章 採用は終わりではない。始まりだ
・今なぜ採用が難しい時代なのか？
・採用できる会社になるために、企業はどう変わっていくべきなのか？
データに基づいた分析、コンプライアンスからの視点、離職率や人を生かす仕組みにも触れられています。
そして実際の事例も豊富に書かれており、とてもわかりやく読みやすいです。
企業はもちろん、エージェントさんにも是非読んで頂きたいです。
